熊本大学大学院生命科学研究部保健学科腫瘍病態解析学講座
教授
私は熊本大学大学院生命科学研究部保健学科の腫瘍病態解析学講座(栁沼研究室)の栁沼裕二です。1985年旭川医科大学を卒業、1989年同大学大学院を卒業と同時にアメリカ国立衛生研究所(NIH)に留学し、発癌メカニズムの解析を分子生物学的手法を用いて研究し、1992年帰国後は旭川医科大学産婦人科学講座で助手として婦人科癌の発癌機序の解析を行い、2000年には腫瘍病理学講座で講師、その後准教授として発癌研究を行い、2010年4月から熊本大学に教授として赴任し、主に病理学に関する講義や実習を担当しております。私は現在まで一貫して子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌の発癌機序に関する研究を病理学的、分子生物学的手法を用いて行って参りました。所属学会は日本癌学会、アメリカ癌学会、日本病理学会、日本産婦人科学会です。日本人の死因の第1位は悪性腫瘍です。毎日数多くの患者様が悪性腫瘍が原因で亡くなられており、新たな悪性腫瘍の早期診断法の開発や新たな治療法の開発が望まれていますが、そのためには悪性腫瘍の詳細な発症機序の解明が不可欠です。私たちの研究室で悪性腫瘍で苦しんでおられる患者様のために研究をしてみたいという若い志のある学生を求めています。将来細胞検査師に興味がある方も細胞診業務の約60%は婦人科検体ですから私たちの研究室での研鑽が役に立つことは間違い有りません。そこで子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌の発癌機序に関する病理学的、分子生物学的研究に興味があり、熊本大学の保健学科検査専攻に入学を希望される方々や大学院に入学を希望される方は御気軽にyaginuma@kumamoto-u.ac.jpまでお問い合わせ下さい。特に大学院では熊本大学の卒業生に限らず、熊本大学以外の卒業生でも私たちの研究に興味がある方で、悪性腫瘍で苦しんでいる患者様のためになるような研究をしてみたい方は是非一度お問い合わせ下さい。